多くの人にとって今から新しい勉強をスタートしなさい、と言われると大変なハードルに感じるかもしれません
しかしながら、私も社会人になってから改めて勉強をし始めてから、そのハードルは下げられることに気がつきました
初級の資格であればほぼ同じプロセスに沿って少しずつ勉強することで少ない努力で取得ができるからです
FPや簿記、ITパスポートなど、現役の社会人にとって必要と言われるスキルを習得するときに、私はテンプレートのように共通した勉強法で取り組みました
その勉強法は独学で「動画で学習する・試験問題を解く・ネットで調べる」というシンプルなものですが、マイペースな私にとってはとても効果的でした
忙しくてまとまった時間が取りにくい現代の社会人にとっても勉強に取り組むきっかけになれば幸いです
私の勉強法 3ステップ
1.動画でスキマ時間にインプット
近年では、スクールで講座を受けるような内容が手軽に動画で受講できます
開講日時やコマの長さなどを気にせずに自分のペースで進められるので学習の始めにはとてもオススメと言えます
人気の資格の中にはYoutubeでたくさんのコンテンツが発信されています
無料で合格するまで知ることができるものもありますので、一度検索してみましょう
2.過去問をいきなり解く
資格というゴールのためには、問題に答えられるスキルをつけるのが最短ルートです
過去問で出題者のメッセージを知っておくと、解くために必要なことが分かります
例えば簿記3級の試験では、100点のうち45点が仕訳という取引の記録方法について聞かれます
これは簿記という業務の中で仕訳がいかに重要なのかを露骨に表しています
実際に帳簿を決算まで完成させるには相当数の仕訳を行う必要があります
つまり簿記では計算を正確に行うことではなく、仕訳を正確にできるかの方に重きを置いているのではないかと想像できます
(もちろん正確な計算が重要でないわけではありません)
試験問題に触れておくと、ゴールから逆算して効率の良い勉強を予想できます
3.わからなかった問題をwebで調べる
独学で勉強していると、先生や同じように勉強している仲間がいません
SNSなども含めて、検索をしてみると大抵同じようなところでつまづく人がいるので、その乗り越え方も含めて発見できるでしょう
問題文や、理解できなかった単語などを検索ワードに検索してみるとスムーズに解答が見つかります
インプットのコツ3選
・初めはざっくりで良い
人の記憶は、点で覚えるより線で覚える方が強く残ります
次の繰り返しにつなげるためにざっくりとでも1周やり終えることがポイントです
早めにゴールを見ることで、全体像を把握してどこを補うべきか知りましょう
その方が早く達成感を得られるし、重要な場所から効率的に手を付けられます
・覚えているうちに繰り返す
1周終えたら、全体像が記憶にうっすらと残っているはずです
その記憶が残っているうちに繰り返し学習することで、記憶は定着します
エビングハウスの忘却曲線はご存知でしょうか?
人は1週間で新しい記憶のほとんどを忘れてしまいます
しかし、復習を行うことでそれを抑制することができるのです
・思い出して書く
学生の頃、一生懸命に板書を書き写した記憶がある方も多いでしょう
しかしそれが記憶に残っていないことが証明するように、書き写す作業は非効率です
多少内容があやふやでも、思い出しながらノートを書く勉強法の方が成績が上がります
客観的に自分が理解している部分と理解していない部分が明らかになるからです
ノートは全体のまとめを書くように、思い出して書きましょう
アウトプットのコツ3選
・試験問題から逆算する
いきなり試験問題を解くのは難易度が高いのではないかと思われるかもしれません
しかし、解けないからこそ試験問題を見ることは重要です
なぜなら、問題はすなわち出題者が「会得しておいてほしい知識」だからです
例えば、FP3級の問題で税金の控除の額について問われるのは、それが実際に使うことを想定したときに間違えやすい事柄であるためと言えます
だからこそ試験問題に早くから手を付けることが近道になります
・点数を記録する
学習の初期は全く点が取れませんが、だからこそ記録が重要です
点数はやればやるほど数字が伸びるため、初めの低い点数はむしろその嬉しさのハードルを下げる効果になります
また、途中で点数が伸びにくくなったらその学習方法が間違えているかもしれないなど
勉強の進め方のフィードバックを自分でできるようにもなります
始めこそ苦しいですが、必ず記録をつけるようにしましょう
・1日1問だけでも継続する
大抵の人は資格を取るまでに途中で理由をつけて勉強を辞めてしまいます
ただでさえ忙しい社会人ですから、なにか新しいことを続けるのは大変ですよね
仕事が忙しい、他にやりたいことができた、資格はなくても知識はついたなどなどその手口は様々
もちろん途中で諦める理由を作ることは簡単ですが、せっかく興味を持ったからにはぜひ合格するまで頑張ってもらいたい
だからこそ辞めないということだけでも受験生の中ではかなりの上位にいます
したがって1日に問題集の1問だけでも手を付けることが大切なのです
まとめ
忙しい社会人にとっても将来に向けた自己投資はやっていて損はありません
ほとんどの人は途中で諦めてしまいますが、そこでゆるくでも最後までやった人の方が報われます
ポイントを押さえて、最小限の力で最大限の成果を得ましょう
効率よく資格取得する3ステップ
1.動画でインプット
2.過去問を見る・解いてみる
3.わからない問題や単語を検索する
インプットのコツ3選
・初めはざっくりで良い
・覚えているうちに繰り返す
・思い出して書く
アウトプットのコツ3選
・試験問題から逆算する
・点数を記録する
・1日1問だけでも継続する
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