第一種衛生管理者の出題範囲は非常に広範囲ですが、単元同士のつながりを意識して効率的に学習を進めましょう
労働生理の概要
- 第一問 労働衛生(有害業務を含む)
- 第二問 関係法令(有害業務を含む)
- 第三問 労働衛生(有害業務以外)
- 第四問 関係法令(有害業務以外)
- 第五問 労働生理←イマココ
- 血液・循環器系
- 呼吸器系
- 消化器系(肝臓)
- 泌尿器系
- 内分泌系
- 感覚器系
- 神経系
- 筋肉
- 代謝系
- ストレス・疲労・睡眠
この単元では内分泌系について学びます
ホルモンと内分泌器
3点セット(ホルモン/分泌される器官/働き)を覚えます
この組み合わせを1か所だけ入れ替えて、誤っているものを選ぶ問題がよく出題されます
ホルモンはたくさんの器官から分泌され、その働きもさまざまです
体調不良の症状と原因を特定できるためつながりを把握していくことが重要です
いったん頻出の6つのホルモンについて取り上げます
- メラトニン - 松果体 - 睡眠を促す、
- パラソルモン - 副甲状腺 - カルシウムバランスを調整
- コルチゾール - 副腎皮質 - 血糖を上げる
- アルドステロン- 副腎皮質 - 塩類バランスを調整
- インスリン - 膵臓 - 血糖を下げる
- グルカゴン - 膵臓 - 血糖を上げる
分泌する器官→ホルモン
脳(視床下部→下垂体)から、甲状腺や副腎へとホルモンによって器官を刺激して体調を整えていきます
また、対になってアクセルとブレーキのような関係のホルモンがあり、一緒に覚えることが重要です
- 視床下部
- “ホルモン分泌を促進するホルモン”を分泌し、下垂体を刺激します
- 成長ホルモン放出ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン
- 下垂体(脳下垂体)
- 視床下部から刺激を受けて副腎皮質や甲状腺を刺激します
- 成長ホルモン
- 副腎皮質刺激ホルモン
- 甲状腺刺激ホルモン
- 甲状腺
- 甲状腺ホルモン-代謝の調整
- カルシトニン-カルシウムを減少させる
- 副甲状腺
- パラソルモン-カルシウムを増加させる
- 副腎皮質
- コルチゾール-血圧と血糖量を上げる
- アルドステロン-塩類を調整する
- 副腎髄質
- ノルアドレナリン-心拍数と血圧を上げる
- アドレナリン-心拍数と血圧、血糖量を上げる
- 膵臓のランゲルハンス島
- インスリン-血糖量を下げる
- グルカゴン-血糖量を上げる
- 精巣・卵巣
- テストステロン(精巣)-いわゆる男性ホルモン
- エストロゲン(卵巣)-いわゆる女性ホルモン
重要な臓器
副腎
皮質と髄質とに分かれてそれぞれちがうホルモンを分泌します
- 副腎皮質
- コルチゾールやアルドステロンの分泌
- 血糖量や塩類のバランス調整
- 副腎髄質
- アドレナリンやノルアドレナリン
- 心拍数や血圧を上昇させる
膵臓
消化器系として膵液を分泌して栄養素の分解を助けています
膵臓の中に存在し、血糖量の調節をしているのがランゲルハンス島です
- ランゲルハンス島からは2種類のホルモンが分泌されます
- グルカゴン 血糖量が低いときに血糖量を上げるはたらき
- インスリン 血糖量が高いときに血糖量を下げるはたらき
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